
保険でより良い歯科医療を
保険でより良い歯科医療を
私たちの具体的な活動
「保険でよい歯科医療を」国会請願署名に取り組みます。
イイ歯デーの街頭宣伝や、学習会を開催し、都民へのアピール活動を積極的に行います。
市民向け講演会やシンポジウムなどを開催します。
歯科医療への理解を広める「出前講座」を開催します。
「保険で良い歯科医療を」全国連絡会や各地の連絡会との連携を強めて運動をすすめます。
運動を広げるため、世話人を増やすよう他団体や都民への呼びかけをすすめます。
健康保険証廃止について
~存続と展望~
2024年第31回総会 記念講演
諦めない!健康保険証存続を求め続けよう!
講師:岩根正和事務局次長(全国保険医団体連合会)
日時:12月7日(土)13:00~14:15
2024年12月2日に新規発行が廃止されました。政府は、マイナ保険証に対する不安を置き去りにし、トラブルが絶えない医療機関の意見に耳を傾けていません。健康保険証は「廃止ではなく、マイナ保険証と存続させるべき」の声は日に日に大きくなっています。「保険証を残せ」の問題で全国的な運動を展開してきた、全国保険医団体連合会事務局次長の岩根氏が、今起きている問題点、保険証存続を諦めないために、運動をし続けることの重要性を丁寧に説明いただきました。
歯科技工問題の現状と運動推進の展望
~日本の歯科技工を守るために~
2023年第30回総会 記念講演
⻭科医師・⻭科技⼯⼠がともに成り⽴つ診療報酬の実現を訴える!
講師:深井 修一先生(歯科医師・山口県保険医協会理事・全国保険医団体連合会理事)
※講師はZoomでの講演
日時:12月9日(土)14:00~15:00
歯科技工学校の廃校や定員割れによる歯科技工士の成り手不足、歯科技工士の離職率増加などの実態をもとに、現状の説明がされました。また、その原因が「低廉な⻭科技⼯料」が根本にあること、「7:3問題」の歴史や形骸化されていることを述べ、⻭科技⼯問題の解決には⻭科医療費総枠拡大が突破⼝であること、山口県での要請などの活動報告とともに伝えました。参加者には、歯科技工士・歯科医師が多く、質疑応答の時間では、「患者に直接関われるように、歯科医療人として技工士を増やすことと、それが保険点数加算につながることが、今後必要になってくるのではないか」「歯科医療費を大幅引き上げても無理では。それよりも技工料金の正当な価格で支払われるようにしてほしい。」などの意見が出されました。

講師:深井 修一先生(歯科医師・山口県保険医協会理事・全国保険医団体連合会理事)
※講師はZoomでの講演
日時:12月9日(土)14:00~15:00
歯科技工学校の廃校や定員割れによる歯科技工士の成り手不足、歯科技工士の離職率増加などの実態をもとに、現状の説明がされました。また、その原因が「低廉な⻭科技⼯料」が根本にあること、「7:3問題」の歴史や形骸化されていることを述べ、⻭科技⼯問題の解決には⻭科医療費総枠拡大が突破⼝であること、山口県での要請などの活動報告とともに伝えました。参加者には、歯科技工士・歯科医師が多く、質疑応答の時間では、「患者に直接関われるように、歯科医療人として技工士を増やすことと、それが保険点数加算につながることが、今後必要になってくるのではないか」「歯科医療費を大幅引き上げても無理では。それよりも技工料金の正当な価格で支払われるようにしてほしい。」などの意見が出されました。
2023年 第36回日本高齢者大会in東京 分科会 歯科講座
2023年11月12日、第36回日本高齢者大会が東京で開催されました。歯科分科会の講師として、東京連絡会の森元主税世話人(歯科医師)、安食歯科衛生士(東京民医連大田歯科)松田歯科技工士(同上)が講演しました。「よりよく食べるはよりよく生きる~口福は幸福への道しるべ~」をテーマに、森元歯科医師からはオーラルフレイルをキーワードに唾液の重要性や、口腔ケアの大切さ、お口の衰えが身体の衰えに大きく関わることなどお話がありました。さらに口腔ケア・トレーニング機器「長息生活」を開発したルピナスの山本会長にも登壇いただき、実際にみなさんで使いながら楽しくトレーニングを行いました。
安食歯科衛生士からは、リラックスできる体操や唾液腺マッサージ、パタカラ体操など参加者と一緒に行いました。気軽にできる体操ばかりで、参加者の方も熱心に取り組んでいました。また、歯の磨き方や磨きにくい歯の説明など、歯のお手入れの仕方も詳しく解説がありました。
最後に、松田技工士からは、実際の義歯やかぶせ物など技工物を参加者に回覧して手に取って見てもらいながら説明がありました。歯科技工士の工夫や技についても数多くの写真とともに紹介されました。また、国の政策で技工料が低く抑えられているため歯科技工士は長時間労働、低収入の状況が続いていること、そのため歯科技工士学校が定員割れとなり廃校が増え歯科技工士が減少していることなど、歯科技工士が抱える問題点も報告されました。
質疑応答では、「8020運動は達成している。次は何を目指せばいいか」、「“歯もみ”という言葉を聞くがどういうものか」「磨いていても磨き残しがあると歯医者で言われてしまう、今日の講演を聞いて改めて歯みがきを頑張りたい」などの質問や意見が寄せられました。
第29回定期総会開催
「保険でよい歯を」東京連絡会は2022/12/10東京歯科保険医協会会議室で第29回定期総会をWEB併用会議で開催しました。
最初は「本当の社会保障とは何か」と題して中央社保協運営委員の曽根貴子さんにご講演いただきました。75歳以上の方の医療費窓口負担が2倍化されたことを切り口に、若い人達の社会保障への考え方などを紹介。憲法に保障された権利としての社会保障に迫りました。
続いて矢野世話人から活動のまとめと来年度の活動方針が提起されました。論議の後、決算報告と予算案も含めて承認されました。
来年から始まる保険で良い歯科医療の署名を進めることや世話人を増やす方針を確認して閉会となりました。
「保険でよい歯を」東京連絡会の歴史
私たちは、医療を受ける側と提供する側が、現在の医療制度の矛盾に気づき、「保険でよい入れ歯は国民の権利」「歯科医療従事者の技術と労働の適正評価及び経営と生活の確保」という位置づけで、共に満足できる入れ歯が健康保険で保障できるように1993年10月、「保険でよい入れ歯を」東京連絡会を結成しました。請願署名や国への意見書採択の運動などにより、「保険できちんとした診療を受けたい」との要求が国民の中に強まり、結果として1994年の歯科診療報酬改定で入れ歯に関する保険点数が引き上げられました。
私たちはこの運動から歯科医療の直面する問題を解決するためには、患者・国民と歯科医療従事者が、ともに取り組むことが重要であると確信しました。その後、「入れ歯だけでなく、歯科医療全般の改善運動」へ発展し、2005年12月、第13回定期総会にて「保険でよい歯を」東京連絡会に改名しました。
保険証1枚で、安心して良い歯科医療が受けられるよう、患者も医療提供者も満足できる歯科医療を実現させるために、私たちは運動を継続しています。
