市民のための講演会

お口の健康のために最新の情報を

2023年度講演会 7/9(日)に開催

「口から見た子育て 

「⼦どもの発達に及ぼすマスクの影響 」などを語る

日時:2023年7月9日(日) 午後1時30分~3時

形式:ハイブリッド開催(Zoomウェビナー、会場)

講師:尚絅学院大学名誉教授  岩倉 政城 氏

7/9(日)に「保険でよい『歯』を」東京連絡会講演会をハイブリッド形式で開催し、市民・医療従事者など31名(WEB27名 会場4名)が参加しました。

今年は、「口から見た子育て」を主題に、尚絅学院大学名誉教授、新医協(新日本医師協会)顧問の岩倉政城氏が講演を行いました。

・新型コロナ下の⼦どもたち  マスク着⽤で感染が増える?

・⼦どもの発達に及ぼすマスクの影響

・⼝の役割

・⻭科受診が出来ない⼦ども

・あぐら⻭もみの奨め

5つのテーマに沿って、岩倉氏は参加者への問いかけや交流をしながらお話をされました。

保育園・幼稚園で園児にマスク着⽤を強いると、 落とす、拾う、他者のマスクを付ける、外す、触る、交換するなど、却って感染を広める可能性があること。

子どもの発達に及ぼすマスクの影響は、言葉の学習機会の減少や養育者の表情が読めなくなることに繋がること。

以上のことから、換気の徹底や、屋外に活動の場を移すなど、子どもとの交流は マスクを外せる環境にして表情豊かに語りかけることが大切であると伝えました。

また、今回の主要テーマである「口」については、人間の身体で最も敏感な器官は口であり、乳児が母乳を飲むことは最初の自己肯定感の発生であり、乳幼児期の指しゃぶりや噛みつきには理由があり、発達段階によって意味が異なることを、実際に診療した患者さんの具体的なエピソードとともに説明しました。

日頃、障がいのある患者さんにどのように関わっているか、参加者とともに体を動かしたり、会場に寝転がるなどをして、相手の立場になって考え対応する大切さや秘訣もお伝えいただきました。

最後に、子どもから寝たきりの方まで「もっと」と喜ぶ、「あぐら歯もみ」の紹介もあり、笑顔の絶えない楽しく学べる講習会となりました。

アンケートでは「多岐にわたる内容であり、母子や乳幼児への温かい視線を感じた」「こんなに動き回る演者は珍しく、ものすごい情熱に感服いたしました。 こども園の園医をしているので、現場にフィードバックしたい」などの感想もいただきました。


~ご参加いただいた方、ありがとうございました!今後の講演会もぜひお越しください~

講師略歴 
1968年:東京歯科大学卒業
1973年:東京医科歯科大学大学院修了(専攻生化学)同年東北大学に赴任(予防歯科学)
1984年:東北大学助教授
2006年:新医協(新日本医師協会)会長
2008年:尚絅学院大学教授(精神保健・母子保健・小児保健・公衆衛生)
2009年:尚絅学院大学附属幼稚園園長
現 在:尚絅学院大学名誉教授、宮城県社会保障推進協議会会長、新医協(新日本医師協会)顧問
専 門:発達心理学、公衆衛生学、医療経済学、放射線医学、虐待、医療過誤
主な著書 :「さあ、子どもたちを真ん中に。設定・自由保育の枠を越えて」、「ボクってすごい・ワタシってすごいと思える子を育てる」、「かみつく子にはわけがある」、「えんちょうピッピの子育てだより」、「指しゃぶりにはわけがある」、「口から見た子育て」。

以前の講演会・シンポジウムの様子は下記のリンクからご覧下さい。